気のお話 

第2回

 

ハリは気の医学

ハリ医術に欠かせないワード‥‥気!! 今回は、そんな「気」についてのお話。現代中国の医学では「気は物質」と習い、日本の鍼灸師の多くは「気はエネルギー」だといいます。物質とエネルギー??? どっちが正しいんだろう...
 
気について調べてみると――。風雨寒暑などの如き天地間に起こる自然現象、空気や光・熱などの如き働きありて不可視な存在、心の働きや精神の状態、生命力の根源、万有を形成する元素、エネルギーなど。
その形容は多様で、心理から事象の動向、自然科学にいたっています。つまり、どっちも正解なんだよ。
 
東洋医学では、体を構成したり生命活動を維持する基本的な物質やエネルギー、生理機能や病理現象、病気の原因や誘因など、人の生病老死に関わるあらゆる事象をすべて「気」という表現を用いて説明しています。だから、ハリは気の医学っていわれてるの!
 

気はリアクション

そこで本題、ハリ医術における気ってなんだろうって話。物質・エネルギー...気をどう捉ええるかは、人によってさまざま。では、ハリ医術における「気」とは、DBのように手から何かを発して相手を飛ばしたり、外からエネルギーを補って増やしたりというのとは違うの。私たちが捉えられる患者さんの身体の働きや現象を指し示すものだと思ってください。
ハリという礫(つぶて)を、患者さんの身体に投げ入れたさいに生じるリアクション、その結果おこる身体の変革、これらを「気」と考えています。身心の仕組みや働きを理解し、起こる現象、つまりリアクションをうまく活用したのがハリ医術の「気」なんです。
 
 

2018-11-07 記す